考察：３
事実としての仮説
・この話が実際にあった事として、一つの仮説を立ててみる。
１・リレーが成立した理由
まず、注目すべき点・・・
Ａ：リレーが始まった理由は「凍死を免れる為」であった。
Ｂ：壁伝いに歩く、というルール
Ｃ：次の人と交代する、というルール
Ｄ：全員、肉体的にも精神的にも衰弱していた
この点を考えると、簡単に一つの仮説が浮かび上がる。
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・このリレーを行う一番の目的は「眠らない＝死なない」為である。
もし、隅まで行って誰もいないとしても、そこで終わってしまっては
凍死するであろう。リレーを続ける事のみが生きる術なのだから、次の
人と交代するまでは壁伝いに歩く筈である。
更に精神的にも肉体的にも衰弱してるので、「隅にいなかったから、次
の隅まで行った」という事実など ”どうでもいい事”であろう。なにしろ
続ける事こそ ”唯一の目的、唯一の手段”であるから。
即ち、リレーは些細なルール無視を無意識で行った為に続いた。
「隅→隅移動リレー」自体は成立していなかった。
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こう考えるのが一番道理が通ると思う。