山小屋の4人
最近では、TVでも取り上げられた比較的新しい都市伝説。
●代表的なストーリー
ある男性4人の登山グループが、冬山で凄まじい悪天候の為に下山する事ができず
仕方なく山小屋で一晩すごすことになった。
外は大変な吹雪で、気温は零下。暖をとることも出来ず、疲れからか猛烈な睡魔が襲ってきた。
このままでは眠ってしまう。眠れば全員凍死は免れられない状況。どうやって助かるか・・・。
リーダーがメンバー全員に問いかけ、とにかく「眠らない方法」を考慮した結果・・・
「動いていれば眠る事はないだろう。」そういったシンプルな発想から、ある ”リレー”を発案した。
「まず、部屋の四隅に1人づつを配置する。そして、まず隅から隅へを1人が壁にそって歩いて行き
隅に到着したらその場にいるものと交代し、交代した者は次の隅に向かう。
そうすることにより、誰かが止めない限りは半永久的に ”リレー”を続ける事は可能だ。
そして、彼らはそれを実行に移しました。
4人は意識が朦朧となりながらも、必死でリレーを続けました。
そして、夜が明けて、天候も奇跡的に回復し、4人は救援隊に救助されることに成功しました。
・・・ここで考えてみてください。この ”リレー”は4人では出来ないはずです。
一人が隅を離れて次の隅へ行く。これを繰り返すと、4人目が歩いた先には誰もいない筈・・・。
それなのに、何故4人は ”リレー”を続けられたのでしょうか・・・。
・・・ひょっとして、山小屋の中に「もう一人」誰かが・・・・。
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この話は、まだ新しい為か亜種はあまりないようです。
結末が記者会見の席上で新聞記者に指摘される、というパターンは存在します。