傾向と対策
翻弄するか?されるか?
昔から「泥棒の家は戸締りが厳重」と言う。これは「泥棒は盗みに入るテクニックを知ってるから
そのテクニックが通用しない方法も知ってる」からだと言われる。
ならば、噂やデマの作り方、流し方を知っていれば、噂やデマを流布してしまう事もないのでは?と思いません?
ここでは、そんな逆説的考え方で「噂・デマの作り方、流し方」を考えてみよう、と思ってます。
1・作り方
まずは、今の世の中がナニに不安感を持ってるか?を探す事。
最近の流行りは「携帯電話」とかに関する噂。一体、どんな仕組みになってるのか知らないでしょ?
その「解らない」ってのが「不安」になってイロイロな噂が飛び交うんですよ。
例えば「電波の入りが悪い時、アンテナを髪の毛の中にいれると入りが良くなる」とかね。
(言っとくけど、そんな事ぁゼッタイにないのよ!あれは偶然が重なった結果なんだから)
では、携帯電話に題材を絞るとしましょう。
次に、「有益な情報を作る」って事です。
上記の例だと、つながりにくい携帯が繋がりやすくなる、っていう「有益な情報」がありますね。
その他「090−XXXX−XXXX」に電話すると通話料が安くなる、ってのもあったねぇ・・・
iモードが普及してから、通話料に泣いてる人が多いから、その点を突いてみますか。
タダになる、ってんじゃ、あまりにも胡散臭いから「30%くらい安くなる方法」はどうだろ?
方法は、出来るだけ簡単に限る。「XX番に電話して・・・」って方法がイイんだけど、それだと
迷惑かけたりする可能性があるから、ゼッタイにない番号を押して、それでナニかの合図が
向こうからあったら成功、ってのはどうだ?
試しに、俺の携帯で「##2500**」と押して、通話ボタンを押してみた。
勿論「番号をお確かめになって・・・」と流れた。
・・・こんなのはどうでしょうか?・・・
「##2500**」にかけて、向こうから「プー、プ、プ、プ、プー」と聞こえたら、その月の通話料30%OFF!
なんだか「それっぽい」でしょ?
2・流し方
流す時に重要なのは「情報を補う情報」を付け足すって事。
ここで重要になるのが「情報の出どころ」です。芸能人の死亡ネタが蔓延するのは「病院関係者」とか「葬儀業者」
とかって「バックボーン」があるから蔓延するんです。
一番確実なのは「N○T」関係者なんだが・・・これも安易過ぎるし・・・そこで考えた。
「広告代理店」てのはどうだ?何事にも、その触手を伸ばす業種、週刊誌等の「事情通」ってのはほとんどが「広告
代理店」って話もあるくらい(これも立派な噂ですなぁ・・・)だし、いかにもベラベラ喋りそうでしょ?
決めた!広告代理店!
あとは「何故、それだけで安くなるか?」って事です。
最近は、色んな会社で「通話料割引」とかやってるから、それに乗りましょう。
それと、503iシリーズの不具合もあるから、これも頂き。
「503iに限るんだけど、その番号にかけて機種認識されたら安くなる」って設定にしましょう。
「ただ、一遍に来るとシステムが追い付かないから月に割り引き受けられる台数が決まってて」
「他社の関係で、おおっぴらに広報できないらしい」、「実質的に始まるのは来年からだけど、今もテストと称して
一部の人には利用させているらしい」ってな尾ひれを追加。
「あのさ、こないだ知り合いの広告マンから聞いたんだけど・・・通話料が割り引きになる方法って知ってる?」
「503iに限るんだけど、##2500**にTelして、向こうから{プー、プ、プ、プ、プー}って聞こえたら登録
完了なんだって。でも、登録台数が一杯になると{番号をお確かめになって・・・}って流れるんだってさ。なんでも
503iの不具合が多いから、何らかの救済措置を考えてるらしくて、一部の人を対象にテストしてるらしいよ。
それに、最近はauとかTu−kaとかが”割引”っていうとイロイロウルサイらしいから・・・」
こんなモンでどうでしょうか?
早速、これを友人達に流すような事は辞めてね!
ダメ、ゼッタイ!!